「カンガルーは袋があるのがメス」「ミーアキャットは猫ではない」など、動物の雑学を何個ご存知ですか?似ている動物の違いや特徴も、知っていると会話が盛り上がるかもしれません。
この記事では、動物の雑学・豆知識をジャンルごとにご紹介します。ビジネスやプライベートまで、雑談のネタにぜひご活用ください。
哺乳類の動物とは?
「カンガルー」「ワラビー」はカンガルー科の動物
「カンガルー」は有袋目カンガルー科の哺乳類です。お腹に袋があるのはメスのカンガルーだけで、子どものカンガルーを育てる「育児嚢(いくじのう)」を持っています。「カンガルー」という名前は「gangurru(飛び跳ねるもの)」が由来です。
似た動物に「ワラビー」がいますが、「ワラビー」は小型のカンガルーのこと。「カンガルー」と「ワラビー」は生物学上同じ動物です。
「カンガルー」の特徴とは?名前の由来やワラビーとの違いも紹介
「チーター」はネコ科の肉食動物
「チーター」はネコ科の肉食動物です。地上最速の動物でもあり、時速100km以上で走ることができます。高速で走ることに特化したスマートな体型も特徴です。
アフリカのサハラ砂漠以南や西アジア、中近東などのサバンナに生息しています。
「ヒツジ」「ヤギ」はウシ科ヤギ亜科の草食動物
「ヒツジ」と「ヤギ」はどちらもウシ科ヤギ亜科に分類される動物です。「メェ~」と鳴き声も似ていますが、適応する気候や好む場所に違いがあります。
「ヒツジ」は常に群れで生活すること、「ヤギ」は単独でも行動するところにも差が見られます。
「ヤギ(山羊)」はどんな動物?寿命や目の特徴・羊との違いとは
「ミーアキャット」はマングース科スリカータ属の動物
「ミーアキャット」は、マングース科スリカータ属の肉食動物です。オランダ語で「湖の猫」が名前の由来ではありますが、分類上はネコ科ではありません。
太陽に向かって直立するポーズは、日光浴をするためと、サバンナで周囲を見張るための習性です。
「ミーアキャット」は何科の動物?名前の由来や立つ理由・寿命も
「ヤマアラシ」は齧歯目の哺乳動物
「ヤマアラシ」とは齧歯目(げっしもく)の哺乳類です。ヤマアラシ科とアメリカヤマアラシ科の2系統があります。
体には針のようにチクチクした固いトゲが生えていることが特徴です。トゲは体毛が変化したもので、敵に対して威嚇したり体当たりして身を守ります。
「ラマ(リャマ)」は綱偶蹄(ぐうてい)目ラクダ科の動物
「ラマ(リャマ)」は綱偶蹄(ぐうてい)目ラクダ科の動物です。見た目はラクダに似ていますが、背中にはコブがありません。主に山岳や高原などの高地に生息しています。
ラマは怒ると、口から「つば」のような液を吐き出します。これは本当はつばではなく、胃液などの胃の内容物です。「アルパカ」ともよく間違えられますが、耳の形や性格に違いがあります。
「ラマ(リャマ)」とはどんな動物?特徴やアルパカとの違いを紹介
鳥類の動物とは?
「フクロウ」「ミミズク」はフクロウ目フクロウ科の鳥
「フクロウ」と「ミミズク」は、同じ「フクロウ目フクロウ科」の鳥です。耳のように見える「羽角(うかく)」がある鳥がミミズク、ない鳥がフクロウと呼ばれます。英語ではどちらも「owl」で区別はありません。
フクロウとミミズクの違いとは?耳のような羽角や英語の使い分けも
「ダチョウ」は鳥綱ダチョウ目ダチョウ科の鳥
「ダチョウ」は体重100kgを超える大型の鳥類です。分類上は鳥綱ダチョウ目ダチョウ科ダチョウ属に属しています。
ダチョウは鳥ではありますが、空を飛ぶことができません。その理由は体の構造にあり、飛行に必要な筋肉が弱く、それを支える骨がないためです。
爬虫類・両生類と海で暮らす動物とは?
「イモリ」は両生類、「ヤモリ」は爬虫類
「イモリ」と「ヤモリ」は見た目も名前もよく似ています。違いは「イモリ」は両生類、「ヤモリ」は爬虫類であることです。
「イモリ」は漢字で「井守」とも描くように、水辺または水中で暮らします。「ヤモリ」の漢字表記は「家守」で、主に陸で生活します。見た目ではイモリは腹部が赤いことが特徴です。
イモリとヤモリの違いを解説!分類や見分け方・漢字表記の覚え方も
「マナティ」は海牛(かいぎゅう)目マナティ科
「マナティ」は水中を泳いで暮らす動物です。体長3~4m、体重は200~600kgにもなりますが、この体を維持するために水草や海藻だけを食べています。1日に食べる食事の量は体重の10%にもなります。
「マナティ」は人魚のモデルだという説も有名です。最初に「マナティ」を人魚だと勘違いしたのは、大航海時代にアメリカを発見したコロンブスだと言われています。
まとめ
「カンガルーとワラビー」「フクロウとミミズク」のように、名前は違っても実は生物上は同じ動物だという面白い雑学もあります。日本と海外の文化の違いからも、その動物をどう扱っているか、差が見られて意外に思うかもしれません。
それぞれの記事では、その動物の生態や豆知識を詳しく解説しています。気になる動物のユニークな生態をぜひチェックしてみてください。