紅茶はどんな飲み物?おすすめの種類やブランドとおいしい入れ方も

紅茶は世界中で飲まれている飲料です。ホットやアイスはもちろん、ミルクやジャムを添えるなど、さまざまな楽しみ方があります。主な産地はインドやスリランカ、中国で、イギリスやフランスには多くの紅茶ブランドがあることをご存じでしょうか。

紅茶について、紅茶の入れ方や水出し紅茶の特徴なども紹介していきます。

紅茶の種類や効能は?

紅茶の茶葉は製造過程で発酵させる

紅茶は完全発酵茶とも呼ばれ、茶葉の製造過程でしっかりと発酵させているのが特徴です。紅茶は、緑茶やウーロン茶などと同じ樹からできており、製造工程の違いから別々のお茶に分類されています。

緑茶は不発酵茶と呼ばれ、全く発酵をさせていません。ウーロン茶は半発酵茶と呼ばれ、途中まで発酵させています。

紅茶の茶葉についての詳細は、下記をご覧ください。

紅茶の茶葉を産地別に紹介!特徴や緑茶との違いとおいしい入れ方も

紅茶の種類は産地やブランドで分類する

紅の種類は産地やフレーバー、等級などで分類されます。主な産地はインドやスリランカ、中国でそれぞれの産地ではたくさんの種類の茶葉が栽培されています。中でもインド産のダージリン、スリランカ産のウバ、中国産のキーマンは、世界三大銘茶と呼ばれ世界中で飲まれています。

ダージリンは飲みやすく甘い香りが特徴でストレートティーに適している茶葉です。渋みが強く濃厚なウバはミルクティーにおすすめの茶葉。キーマンはスモーキーで香ばしい複雑な香りが特徴でストレートはもちろんミルクティーでも楽しめます。

紅茶のブランドは、紅茶大国であるイギリスやフランスなどに多くあります。高級ブランドやおしゃれな缶入りなどもあり、ギフトにもおすすめです。

紅茶の種類やブランドについては、以下で詳しく紹介しています。

紅茶の種類一覧!産地や等級・飲み方などの違いと人気のブランドも

紅茶ブランドを国別に紹介!おしゃれな缶入りやギフトにおすすめも

紅茶の効能は「抗酸化作用」「利尿作用」など

紅茶には「タンニン」や「カフェイン」といった成分が含まれています。

紅茶の渋みのもととなるタンニンには、殺菌作用や抗酸化作用があります。また、紅茶の苦味のもととなるカフェインには、利尿作用や覚醒作用などがあり、就寝前に飲むとなかなか眠れなくなることもあります。

ノンカフェイン紅茶とカフェインレス紅茶の違い

通常の紅茶にはカフェインが含まれていますが、ノンカフェイン紅茶にはカフェインは全く含まれていません。もともとカフェインを含まない茶葉を使用しています。

カフェインレス紅茶は、カフェインが少ないという意味。通常の茶葉よりも少ない量ではありますが多少は含まれています。また、デカフェはもともと含んでいるカフェインを取り除いたものです。カフェインの量は少ないですが、多少は含まれます。

ノンカフェイン紅茶については以下で詳しく紹介しています。

「ノンカフェイン紅茶」とは?おすすめシーンやデカフェとの違いも

紅茶のおいしい入れ方は?

紅茶のおいしい入れ方

紅茶を美味しく入れるためのポイントがいくつかあります。

水は新鮮な軟水が適しています。日本ではほとんどの水が軟水のため、普通の水道水で入れてもおいしい紅茶が抽出できます。紅茶を抽出するときのお湯の温度にも気を使いましょう。95度以上のしっかり沸騰したお湯が適切な温度とされています。

紅茶のおいしい入れ方については、以下に詳しく記載しています。

紅茶の入れ方のポイント!お湯の温度や蒸らす時間と必要な道具も

紅茶と温度の関係は?渋みや苦味の違いと抽出・飲み頃の最適温度も

水出し紅茶とアイスティーの違い

水出し紅茶もアイスティーも、冷たい状態で飲むのは同じですが、入れ方は違います。

水出し紅茶は、茶葉に冷水を注ぎ冷蔵庫などで8~10時間抽出させます。カフェインは温度の高いお湯で抽出する方が多いため、冷水で抽出する水出し紅茶はカフェインが少なめです。そのため苦味や渋みの少ないさっぱりとしたアイスティーができます。

基本的なアイスティーは、最初にお湯で濃いめに抽出したものを氷などで一気に冷やします。紅茶の特徴である苦味や渋みも入った、味わい深いアイスティーです。

水出し紅茶の詳細は、以下をご覧ください。

水出し紅茶の特徴とは?おすすめの作り方と美味しく飲むポイントも

紅茶を楽しむための道具

紅茶を楽しむために必要な道具のひとつがティーポットです。ティーポットは、茶葉とお湯を入れて紅茶を抽出するために使用します。ガラス製や陶磁器、金属製などさまざまな素材があります。他にも茶こしやティーポットのカバーなども持っていると便利です。

基本的な紅茶の入れ方や水出し紅茶について、紅茶用ティーポットなどの詳細は以下をご覧ください。

紅茶用ティーポットの種類や選び方は?おいしい入れ方やブランドも

紅茶の飲み方のマナーや資格も

紅茶の飲み方のマナー

紅茶の飲み方のマナーのひとつに、カップは両手で持たないというものがあります。ティーカップは、取っ手をつまんだらそのまま片手で持ち上げて飲みましょう。他にも立食パーティーなどテーブルが低い場合には受け皿ごと持ち上げる、使用したスプーンはカップの向こう側に置くなどのマナーもあります。

紅茶のマナーに関する話題は以下をご覧ください。

紅茶の飲み方や種類とは?おすすめアレンジと正しいマナーも紹介

紅茶に関する資格も

紅茶の資格には、趣味として楽しむ入れ方や茶葉について学ぶものから、カフェ経営やプロの技術などを学ぶ難易度の高いものまであります。日本国内で取得できる紅茶の資格は、受講や検定合格で認定証やバッジをもらえるなどさまざまです。

どの資格も国家資格ではなく、民間団体や企業が講座や資格制度をつくっています。紅茶をより楽しむために学んだり、カフェ経営など仕事につながる資格として取得したりと、難易度や目的はそれぞれ違います。

紅茶の資格について、以下に詳しく記載しています。

紅茶に関する資格とは?趣味や仕事にいかせる種類と勉強法も紹介

まとめ

紅茶は、製造過程でしっかりと発酵させた完全発酵茶です。主な産地はインドやスリランカ、中国などで、中でも「インド産のダージリン」「スリランカ産のウバ」「中国産のキーマン」は、世界三大銘茶と呼ばれ世界中で飲まれています。

紅茶を抽出するお湯は95度以上、水出し紅茶の場合は苦味や渋みが少ないスッキリとしたアイスティーが作れます。茶葉の特徴や入れ方の違いなど、さまざま楽しみ方ができるのも紅茶の大きな魅力です。