よく使う四字熟語は?日常生活やビジネスシーンで役立つ語16選

漢字四文字で様々な様子を表現する四字熟語。その中には私たちの日常生活の中で日常的に使われている、なじみ深いものが多くあります。この記事では日常生活やビジネスシーンでよく使われている四字熟語を紹介します。また、小中学生の学習でよく出てくる四字熟語についても解説します。

目次

よく使う四字熟語とは?

よく使う四字熟語一覧

  • 「一石二鳥(いっせきにちょう)」
  • 「一生懸命(いっしょうけんめい)」
  • 「喜怒哀楽(きどあいらく)」
  • 「無我夢中(むがむちゅう)」
  • 「適材適所(てきざいてきしょ)」
  • 「大義名分(たいぎめいぶん)」
  • 「臨機応変(りんきおうへん)」
  • 「心機一転(しんきいってん)」
  • 「一期一会(いちごいちえ)」
  • 「一部始終(いちぶしじゅう)」
  • 「十人十色(じゅうにんといろ)」
  • 「油断大敵(ゆだんたいてき)」
  • 「温故知新(おんこちしん)」
  • 「花鳥風月(かちょうふうげつ)」
  • 「大器晩成(たいきばんせい)」
  • 「不言実行(ふげんじっこう)」

よく使う四字熟語の特徴

よく使う四字熟語には、普段から四字熟語と意識せずとも会話の中で取り入れられているものが多く、昔から時代や世代を問わず使われているものが多くあります。

※この記事では、小中学生でよく使う四字熟語については、普段の学習で目にする機会の多いもののほか、中学受験・入試問題等でよく出題されるものを取り上げています。

日常生活でよく使う四字熟語

「一石二鳥(いっせきにちょう)」は一つの行為で二つの利益を得ること

「一石二鳥(いっせきにちょう)」は”一つの行為で二つの利益を得ること“という意味の四字熟語です。石を一つ投げて、二羽の鳥を撃ち落とすことをあらわしています。

イギリスのことわざ”kill two birds with one stone.(一つの石で二羽の鳥を殺す)”が由来であり、明治時代に「一石二鳥」と日本語で訳されて用いられるようになりました。

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「一生懸命(いっしょうけんめい)」は全力で物事を行うこと

「一生懸命(いっしょうけんめい)」は”全力で物事を行うこと“を意味する四字熟語です。日常生活で耳にする機会が大変多く、誰もが一度は口にしたことがある言葉なのではないでしょうか。

「一生」は人が生まれてから死ぬまでの間のこと、「懸命」は力を尽くすことです。自分の意思で物事に全力で取り組む様子をたとえるときに使います。

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「喜怒哀楽(きどあいらく)」は人間の持つ様々な感情をあらわす表現

「喜怒哀楽(きどあいらく)」とは”喜び、怒り、悲しみ、楽しみといった人間の持つ様々な感情をあらわす表現“です。

「彼は喜怒哀楽が激しい(感情の変化が激しいことをたとえている)」「あなたは喜怒哀楽がないので何を考えているのかよく分からない(感情の変化の変化がなく無表情・無反応ということをたとえている)」のように、感情の変化について話すときに使われます。

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「無我夢中(むがむちゅう)」は一つのことに熱中して我を忘れること

「無我夢中(むがむちゅう)」は”一つのことに熱中して我を忘れること“という意味の四字熟語で、我を忘れて物事にとりくむ様子をあらわすときに使われる言葉です。

「無我」は欲がなく無心であるということで、もともとは仏教用語に由来するとされています。また「夢中」には、一つのことに心を奪われて我を忘れるという意味があります。

ビジネスシーンや仕事でよく使う四字熟語

「適材適所(てきざいてきしょ)」は適性に合った仕事につかせること

「適材適所(てきざいてきしょ)」は”適性に合った仕事につかせること“です。ビジネスシーンで、特に人事用語としてよく使われています。「適材」は人材を表す言葉ですが、もともとは建築現場の木材を意味していました。また「適所」についても、木材の最適な配置を考えて家屋を作るという意味がありました。

ビジネスシーンにおいて「彼の仕事はまさに適材適所だ」のように”従業員の特性をいかして適任と考えられる場所に配置を行う”という意味で用いられています。

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「大義名分(たいぎめいぶん)」は人として守らなくてはいけない義務のこと

「大義名分(たいぎめいぶん)」とは”人として守らなくてはいけない義務“という意味を持つ四字熟語です。もともとは主君への忠誠のために守るべき節度を指すもので、儒教に由来した言葉です。

ビジネスシーンでは何か行動する際の口実や根拠という意味で「大義名分が立つ」「大義名分がある」のように用いられます。

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「臨機応変(りんきおうへん)」はその場の状況に応じて適切な方法を取ること

「臨機応変(りんきおうへん)」とは”その場の状況に応じて適切な方法を取る“という意味です。「臨機」はその場に応じた行動をとること、「応変」とは変化に応じるという意味で、中国の歴史書に由来がある言葉です。

ビジネスシーンでは特に様々な状況変化にすばやく対応する力が求められるため、就職活動での自己PRに取り入れたり耳にしたりする機会が多い言葉です。

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「心機一転(しんきいってん)」は気持ちが新しく切り替わること

「心機一転(しんきいってん)」とは”気持ちや心向きが新しく切り替わること“を意味する四字熟語です。特に”明るい気持ち・前向きな気持ち”に心を切り替えるといった意味で使われており、「新しい職場で心機一転して頑張ります」「今回のテストは不甲斐ない成績だったので、心機一転次は頑張ろう」というように用います。

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小学生向け:よく使われる四字熟語

「一期一会(いちごいちえ)」は一生に一度の出会いということ

「一期一会(いちごいちえ)」とは”一生に一度の出会い“、すなわち”二度とない”という意味の四字熟語です。

この言葉は茶道の心がまえを説いたもので、茶会に臨む時に「この時間は二度とは巡ってこないたった一度きりのものだから、この一瞬を大切に思いましょう」という意味で用いられています。

日常生活においては”人との出会いを大切にする”という意味で使われ、色々な場面で目にする機会の多い四字熟語です。

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「一部始終(いちぶしじゅう)」は物事の初めから終わりまでの全てのこと

「一部始終(いちぶしじゅう)」は”物事の初めから終わりまでの全て“をあらわす四字熟語です。「一部」はもともとは一冊の書籍のことを指しており、一冊の書籍の最初から最後まですべての内容、というのが本来の意味になります。

現在では「一部始終を聞く・見る・話す」のように”物事の初めから終わりまでの内容”という意味で使われており、特に”内容”についてはより詳しく、の意が含まれていることも多い言葉です。

「十人十色(じゅうにんといろ)」は考えや好みは人それぞれ異なるということ

「十人十色(じゅうにんといろ)」とは文字の通り、十人いれば十通りの色があり、考えや好み・価値観などは人それぞれ異なるということを意味する四字熟語です。

物事の考え方や感じ方・好みには人それぞれ違いがあることを言いあらわすときに使うほか、個性を尊重するという意味で使われることもあります。

「みんな一緒じゃなくていい。十人十色のやり方でいいと思う」「味の好みは十人十色だから、全員が気に入るかどうかはわからない」といったように用います。

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「油断大敵(ゆだんたいてき)」は油断を戒める言葉

「油断大敵(ゆだんたいてき)」は”物事が順調に進んでいるときについ気をゆるめて油断してしまうと、失敗することを戒める言葉“です。

普段から慣れていることを行う時やスポーツの試合、テストといった場面で、注意力が散漫になっているときは失敗してしまうことがあるもの。そんな気持ちを戒める言葉として使うことができます。

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中学生向け:よく使われる四字熟語

「温故知新(おんこちしん)」は古い物事や教えを大切にすること

「温故知新(おんこちしん)」は中国の思想家・孔子の教えが由来の言葉で、”古くからの物事や教えを大切にすること“という意味を持つ四字熟語です。漢文は「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」と訓読します。

さらに古くからの教えを大切にするという意味に加えて、それを学ぶことで新しい見識を得る、という意味でも用いられます。

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「花鳥風月(かちょうふうげつ)」は美しい自然の風景のこと

「花鳥風月(かちょうふうげつ)は”美しい自然の風景“を言いあらわした四字熟語です。花と鳥・風と月ともに自然の美しいものを組み合わせた言葉で、自然界の美しい風景という意味のほか、”自然界を題材として詩歌を読んだり絵を描いたりして楽しむ“といった意味もあります。

この言葉は室町時代の能楽師・世阿弥が著した能楽の理論書「風姿花伝(ふうしかでん)」に由来するものです。

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「大器晩成(たいきばんせい)」は大物になるには時間を要すること

「大器晩成(たいきばんせい)」は”大物になるには時間を要すること“という意味の四字熟語です。「大器」とは大きな器という意味のほか、並外れた才能を持つ人物を表す言葉です。また「晩成」は普通よりも遅れて完成すること、年を取ってから成功するという意味の言葉です。

「今はまだ目標に手が届かなくても、君はきっと大器晩成タイプだから必ずいつかたどり着けるよ」といったように励ましの意味や前向きな意味で用いられます。

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「不言実行(ふげんじっこう)」は黙って実行にうつすこと

「不言実行(ふげんじっこう)」の意味は”黙って実行にうつすこと“です。色々と余計な能書きを述べたりせず、やるべきことを黙って実行にうつすのは責任感を伴うことです。そのため「彼はいつも不言実行の人で、みんなのお手本となっている」というように、人の性格や考えを褒める意味合いで用いられる言葉です。座右の銘や書道の書き初めとして選ばれることもあります。

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まとめ

日常生活やビジネスシーンでよく使われている四字熟語を紹介しました。また、小中学生の学習シーンでよく使われる四字熟語についても紹介しました。ふだん何気なく耳にしている四字熟語の意味をきちんと理解して、日常生活やビジネスシーンの場でぜひ役立ててください。